Rotary大阪平野ロータリークラブ

クラブの活動

第2024回例会報告

2017年02月09日 (木)

本日の司会は吉村副会場監督です。
■来客紹介(田中会員)
本日のゲスト
蔡 念佐さん(本日の卓話者です)
西田 尚広さん(同上)
芝田 有輝さん(例会見学 小南会員の紹介です)
本日のビジター
岡村 元嗣さん(大阪RC)
■会長の時間
2/4(土)に開催された第1回クラブ戦略計画委員長会議の要旨を報告されました。この委員会には第2660地区から5クラブが出席し、各クラブの活動内容を報告し合うものだそうです。
地区ではかつて2,000年には4,000名を超える会員がいたのですが、現在は28%も減少し、3,575名まで減少しているとのことです。各クラブとも年間2ないし4回程度の戦略計画委員会を開催し、財政・運営方法・研修など幅広く検討を重ねているようですが、会員減少に伴って、例会の開催回数を減らすクラブもあるようです。
幸いに平野RCは地区でも3番目の会員増強数を誇り、充分に活性化されているクラブとして運営していることを報告されたとのことです。
また2/5の「新春ファミリーフェスタ」の開催報告、及び天王寺RC50周年記念に併せて、国際活動を活発に行っている平野RCに対し、卓話の依頼があり、会長と田島国際委員長が出席されるとの報告がありました。
■幹事報告
会員名簿の変更者がいること、2/12のジョイジョイコンサートへの参加願い、ロータリー手帳の申込受付、事務局の引越しが3/9に決定したこと、河野会員の出席免除が承認されたことなど連絡がありました。
■委員会報告
1.社会奉仕委員会(伊藤会員)
  2/5の「新春ファミリーフェスタ」の開催報告がありました。今後も地域に密着した活動として、継続して行く決意を示されました。
2.親睦活動・出席委員会(岡田会員)
  2/23に第3回親睦会の案内がありました。また春の4/2春の家族会(USJ)につき、服装の注意がありました。会員はジャケット・襟付きシャツ、バッジを着用し、軽装は禁止です。会員以外は自由な服装でOKです。
■次年度理事会(宮田会員)
本日、第2回次年度理事会を行います。喜多会員に講師をお願いし、オリエンテーションを行います。
■出席報告(田中会員)
■ニコニコ箱報告(北川会員)
■卓話
本日の卓話テーマは、「2017年、新事業構想」です。岡田会員の担当ですが、ゲスト卓話者をお招きして今後のビジネストレンドをお話しいただきました。
まず、ここ20年ほどのビジネスの潮流の解説です。2000年にインターネットが登場し、ネットを駆使したアマゾンや楽天など、全く新しいビジネスモデルを掲げる新興企業が登場します。その後2008年にはスマートフォンが登場し、インターネット環境は個人へ拡大しました。ウーバーやフェイスブックが登場するのもこの頃です。
例えば配車アプリを運営するウーバーでは、プラットフォームビジネスという新しいスタイルを確立しました。プラットフォームビジネスとは要するに、ドライバーと顧客の間をネットで取り持つことです。これにより2016年には僅か8年で、時価総額6兆円企業へと成長しています。今までのビジネスモデルでは考えられない変化です。
そしてこれからの潮流は、①ドローンビジネス、②AIビジネス、③エネルギービジネスが鍵になると思われます。
AIビジネスとは、いわばAI(ロボット)が個人個人に対して、高度なサービスを提供するようになる世界です。一人一人の趣味や思考、行動パタンなどAIが斟酌して、最適な提案をしてくれるような時代がすぐそこに来ています。2030年の市場規模は86兆円にもなるとの試算結果もあります。
ドローンビジネスとは、今まで人間が踏み込めなかった場所へ行き、眼前で遠隔操作をすることが可能になるものです。まだ業務用は大型で燃料にも課題がありますが、これを克服できればビックチャンスになります。操縦も難しく、パイロット養成のニーズは自ずと高まることとなり、2020年には免許制度を入れることも検討されています。
最後にエネルギービジネスですが、これは主に電力自由化のことです。2016年に電力小売は自由化されましたが、まだまだ浸透しておらず、その市場規模も20兆円を超えると言われています。特に個人消費に大いなる可能性がある分野です。ちなみに世界一の長者番付にあるビル・ゲイツ氏は、この分野で成功をおさめた人間が、世界の長者番付上位に必ず入ってくると予想しているそうです。
今後、こういった潮流を如何に自分の事業に取り込んで行けるか?分岐点になるかも知れません。
(編集雑記)
なかなか大きくて、難しいお話でした。何だか身構えてしまいます。そいえば昨年、野村総研が衝撃的な調査結果を発表しました。世の中にある職業の多くは、本気になればAIに代替可能なのだそうです。ビジネスチャンスとという発想より、脅威と感じた自分は、きっと保守的になってしまっているのでしょうね。